2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

9坪ハウスコンペ

9坪の住宅を設計しようというまさにそのままのコンペ。2004年にはじまっているので年一回ペースだと今年が四回目ということになる。ちなみに9坪は約27平方メートルで、大体縦横5.5メートルくらい。二階建てというのが「原則」らしいので上下階足した述べ床は…

セミナー補足――建築基準法ロマン主義化に関して――

安藤氏が6月20日の建築基準法改正に憤慨されていた。というのも、今まで現場でのディテール変更は建築家の表現にとって重要なプロセスであったのだが、これが不可能になったからである。「建築に美はいらないといわれているんです」と憤っておられた。特に現…

鉄錆シート

ちなみに、最近気になるのは中川ケミカルが開発した「鉄錆シート」。壁紙とか仕上げ材として使うのだろう。満遍なく錆びた鉄にどこか惹かれるものがあるのだが(個人的に)、その鉄が経てきた時間の積み重ねに対して惹かれているのか、単に色がいいだけなの…

「環境」についての雑感

通信技術が発達した状況をさしてそれも「環境」だから議論すべきであり、建築に取り込むべきである。という僕の意見は結構にわがままだと思う。もちろん発表者や司会者の側にこれを問題視する素振りが見えたからこそのことだが、この現状にあえて関与しない…

KEN-Vi建築セミナー「建築と美術そして環境」

昨日今日と2日間にわたって兵庫県立美術館で開かれた講演会に行ってきた。タイトルにあるように建築、美術、環境を多角的に考察するというのがテーマだったようだが、ここで問われるべき「環境」の多様性がほとんど議論されること無く、単一的に語られている…

今日は照度実験をした。学校の教室ではどのような照度分布が生じているのかを計測するというシンプルなもの。30人収容、前中後にそれぞれ2本1セットの蛍光灯が3セットで計9セット18本(たしか)、カーテンは閉める(とはいえ今日は曇天だったのであけといて…

カーン

改正基準法はさておき、ルイス・カーンのこと。ルイス・カーン建築論集 (SDライブラリー)作者: ルイス・I.カーン,Louis I. Kahn出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1992/10メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る晦渋だ、難解だ…

ルイス・カーンのこと

6月20日付けで建築基準法が改正されました。どこが変更になったかというとですね、よく知りません。構造計算がどうにかなったとかだと思うのですが勉強しておかねば。というか現場でもちゃんと把握できてるのだろうか。

家族論

住宅は空間化された家族規範?家族を容れるハコ 家族を超えるハコ作者: 上野千鶴子出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2002/11/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (23件) を見る「空間の特定の配置にあわせて人間の生き方がつく…

家族モノ

フォーティ東京講演の模様を天内さんが紹介されています。京都ではどちらかというと導入部的でしたが、東京ではより現在形の研究(コンクリートに関して)にそくしたトピックだったようです。

レクチャー建築意匠

第三回。今回は「ドローイングについて」講師は京都嵯峨芸大の藤木庸介さんでゲストは建築家の小山隆治さん。CGが建築の再現表象手段として一般化する昨今、ドローイングの独自性について考えてみましょうという話。毎回豊富な図版を見せていただけるのでそ…

ついでに。住宅のコンペということで住宅関連の書籍をいろいろ漁っている。住まいと家族をめぐる物語 ―男の家、女の家、性別のない部屋 (集英社新書)作者: 西川祐子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/10/15メディア: 新書購入: 2人 クリック: 11回この商…

ブレインストーミング会

ダイワハウスコンペのためのブレインストーミング二回目。今回は各々平面図を持ち寄りながらプレゼンしてみた。人のプランを見て批判箇所を探すと自分の固まった頭がほぐれるので文字通りブレインをストーミングすることができた。施主のドラマを具体的に喚…

素材と造形の歴史

素材と造形の歴史 (SD選書 9)作者: 山本学治出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1966/08/30メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見る山本理顕氏の師匠さんであり、66年の本書出版3年後にあたる69年に稲葉武司氏とともに『巨匠ミー…

水浸し京都

最近火曜の建築史の授業が冨に面白い。日本建築をむかーしからざっと概観して平安時代まで駆け抜けているというのが今週までのあらまし。資格取得第一主義の専門学校にあって、試験に出て二三問という建築史が時間を割いて教えられている本校ってと思ったり…

リトラコン

某有名雑誌で最近知った「光を通すコンクリートブロック」。調べてみるとどうやら開発自体は結構前のことらしい。ハンガリーのリトラコン社と日本の住友光学ガラスが組んで開発とのことなのだが、日本の輸入元が後者ということかもしれない。ちょっとその辺…

シェルターコンペ

シェルターというところが主催する「シェルター学生設計競技2007」というコンペがあるらしい。多分もうはじまっているけど。締め切りは9月末。お題は「木を使った半透明な箱(家)」とのこと。本コンペの「半透明」といい、ダイワハウスコンペの「収納」とい…

ぬっとあったものと、ぬっとあるもの―近代ニッポンの遺跡作者: 木下直之,橋爪紳也,山下裕二,永井良和,船越幹央,ピーター・ミュソッフ,石山修武,小椋純一,鎌田東二,土田ヒロミ出版社/メーカー: ポーラ文化研究所発売日: 1998/10メディア: 単行本この商品を含…

エイドリアン・フォーティ講演

昼からの雷雨で学校が停電した。授業中止かと期待したのだが、しっかりと復旧したので早退して講演を聴きに行った。 いままでのこと、そして今取り組んでいること。フォーティが話した内容をざっくりとまとめるならこうなるだろう。制作系の学生に理論の面白…

ナイン・サイト・シアーズ

Architourism: Authentic, Escapist, Exotic, Spectacular作者: Joan Ockman,Salomon Frausto出版社/メーカー: Prestel Pub発売日: 2005/10/31メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る本書内「nine site-seers」…

エイドリアン・フォーティ

d_amaさんのブログで紹介されていますが、明日京都工繊大にフォーティが来るそうです。くわしくはこちら→http://www.gakugei-pub.jp/kanren/ibento/adrian/index.html 学校早退して行こう。どうか翻訳機がなくなりませんように。

レクチャー

7月12日、大阪でラファエル・モネオと槙文彦のレクチャーがあるみたいですよ。テーマは「デザインプロセスについて」。申し込み締め切りが6月20日なのでお早めに。→http://www.aica.co.jp/seminar/index.html

ダイワハウスコンペ

コンペ案ブレインストーミング第一回。最終的に参加希望者が7名ほどに増えたので業後にプレゼンもどきをやってみた。ダイワハウスコンペに先駆けて審査員諸氏が懇談会を開いており、参加者はまずそれを読むよう規定に書かれているのだが、とりあえずその文章…

アーキツーリズム

『アーキツーリズム』のなかには「Nine site-seer」という枠で九組のアーティストや建築家のプロジェクトが紹介されている。彼らのプロジェクトは「どのように建築家が今日の観光のために建物をデザインしているか」というよりも「発達した消費社会において…

京都ぶらり

一昨日京都でレクチャーがあった後、そのまま帰らずに次の日を京都観光に当てた。龍安寺の石庭を見に行ってきた。なぜわざわざずっと市内にいたかというと、京都‐園部間の移動が面倒だったからだけでなく、修学旅行生の存在に怯えたからである。ちなみに龍安…

レクチャー建築意匠

第二回。講師は平尾和洋さん(立命館大学理工学部建築都市デザイン学科助教授)。ゲストとしてFOBAの梅林克さんがいらっしゃった。テーマとしては「建築をつくる原点を考えよう」ということで、言葉では言い表せない建築体験というコアに関して、平尾さんは…