2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

最も静かなデコン

坂本一成 住宅-日常の詩学作者: 坂本一成出版社/メーカー: TOTO出版発売日: 2001/11/01メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る露出が極端に少ないのでメディアで彼の姿を見る機会はほとんど無い(あ、とあるサイトにイン…

カルヴィーノの都市批評

見えない都市 (河出文庫)作者: イタロカルヴィーノ,Italo Calvino,米川良夫出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2003/07/01メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 55回この商品を含むブログ (100件) を見るイタリアの作家イタロ・カルヴィーノによる1972年の…

しあわせ

国際学生デザインコンペティション「しあわせのデザイン」 2008年3月京都にて行われる京都国際デザイン会議クムルス2008の開催に合わせ、クムルス加盟校の学生と、開催国である日本の芸術系・デザイン系大学、大学院、専修学校等の学生を対象とした国際学生…

赤レンガ・ルネサンス

愛知県半田市(うちの地元であります)のコンペ。赤レンガ工場のリノベーションです。締め切りは9月15日。ちなみに審査員は今売れっ子の中村拓志氏。当該の赤レンガ工場は明治期に妻木頼黄(よりなか)によって設計された、元ビール工場から戦中に飛行機工場…

ビルディング・タイプ

ビルディングタイプの解剖学作者: 五十嵐太郎,大川信行出版社/メーカー: 王国社発売日: 2002/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (8件) を見る以前id:morohiro_sさんにオススメしていただいた五十嵐太郎さんと大川信行さんの本…

メタボリズム

行動建築論―メタボリズムの美学 (1979年)作者: 黒川紀章出版社/メーカー: 彰国社発売日: 1979/08メディア: ? クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見る初版1967年。黒川氏33歳。下の写真は当時の氏だが、裏表紙の折り返しのポートレートでこんなに「…

鎮ブロック

一乗寺にて 遠目に見ると単なる古い打放しコンクリート仕上げの個人住宅なのだが、寄って見てみるとコンクリートブロックの組積造らしきことが分かる。この住宅、断定はできないが、おそらく中村鎮が発明した「中村鎮式鉄筋コンクリート」でつくられている(…

安針

東京日本橋には昔「安針町」という町があって、この「安針」というのは水先案内人という意味のようだが、この地の名前は徳川家康から土地の拝領を受けたウィリアム・アダムスの日本名「三浦安針」と深くかかわっている。家康とウィリアム・アダムス作者: 立…

ケンチクブ

夏休みですね。ギリギリ授業期間中に間に合ったようですが、うちの学校で一年生を主体とした「建築部」が発足いたしました。現在部員数約30名。実践的なアプローチではない美学的アプローチからの建築研究、がみんなでできれば嬉しいです。ミクシにてコミュ…

Jelly Tile

『Material World2』より。トルコ在住の日本人デザイナーKeiko Oyabu氏によるプロダクト。「ゼリー・タイル」というだけあって柔らかいらしいのだが、さ、触りたい!そのおかげで釉薬が施されたタイルのひんやりとした印象をソフトなテクスチャーで打ち消し…

森博嗣の建築

アンチ・ハウス作者: 森博嗣,阿竹克人出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/06/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (41件) を見る学生時代を建築に充て、現在は流動体コンクリート研究と言う形で建築に携わる(りつつ小…

「51C」を超える

脱マドリズム「51C」家族を容れるハコの戦後と現在作者: 鈴木成文,上野千鶴子,山本理顕,布野修司,五十嵐太郎,山本喜美恵出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (10件) を見る以前紹介した…

3Dベニヤ

ブナ、楓、オーク、クルミなどの丸太をかつら剥きしたような薄板(ベニヤ)を、繊維方向を直角になるよう重ね合わせ、無垢の木材よりも強度を持たせるというのが合板の魅力である。可塑性にある程度の限界がある無垢の木材に比べ、ベニヤ合板の場合、各薄板…

アイカ現代建築セミナー

毎年国内外の有名建築家を呼んで講演会を開いてくれる「アイカ現代建築セミナー」も今年で56回目。昨年のジャン・ヌーヴェルから今年はラファエル・モネオと槇文彦のお二人。会場は大阪のNHKホールだったのでぎりぎり間に合うよう授業終わりにすぐ出たのだが…

到着本

図書館に注文していた二冊が今日届いた。Material World 2: Innovative Materials for Architecture And Design作者: Tessa Blokland出版社/メーカー: Birkhauser発売日: 2006/05/30メディア: タートルバック クリック: 10回この商品を含むブログ (6件) を見…

住宅モノ

新編 住居論 (平凡社ライブラリー)作者: 山本理顕出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/03/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (13件) を見るダイワハウスコンペの審査員でもある山本理顕氏による住居論。「新編」とあるように、…

宅建

試験まで残り三ヶ月しかないですが宅建(宅地建物取引主任者試験)受けます。一発合格 らくらく宅建塾〈2007年版〉 (QP books)作者: 佐藤孝出版社/メーカー: 週刊住宅新聞社発売日: 2006/12メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (2件) を見る…

ロフト

昨日のちょっとした追記。世界最大級の豪邸は8000エーカーもあるらしい。8000エーカーっていうとちょっと想像つきづらいが5キロ×5キロくらいの規模になる。城?あ、でもこれはアメリカの物件なので多分違う(追記:と思っていたら、アメリカにも唯一「城」が…

チョーゴーテイ

「ユニオン造形デザイン賞」のコンペ案公募が8月7日にはじまる。今回の審査員は五十嵐太郎さんで、テーマは「超豪邸」。五十嵐さんらしいというか、すごく面白いテーマ設定だ。これは「豪邸」の定式化にかかわる問題であって規模だけの問題ではない、ディテ…

森博嗣を通じてSFRCへ

限りなく自伝に近い日常ミステリ小説工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2004/12/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 48回この商品を含むブログ (111件) を見るコンクリートの研究を続けながら小説を書いて…

プラスティック・ハニカム

プラスティック板だと味気ないし、ガラスだと耐久性が気になるし厚くすると高いし、という時に使いたいのがコレ、「プラスティック・ハニカム」(plastic honeycomb)。名前の通り「蜂の巣」のような構造のおかげで耐久力もプラ板そのものより大きいし、構造…

担任の先生のこと

何人かと一緒に業後クラスに残っていると、担任の先生が今抱えている集合住宅のプランを見せてくれた。来年の六月あたりにできる予定らしい。完成予想図は「シェード」という3Dソフトで、外壁のルーバーがアルミの場合と木の場合とで計2パターンつくってあっ…

タイルからコンクリートブロックへ

昨日の続きというわけではないが、コンクリートブロックについて少しばかり。面白いサイトを見つけたので紹介します。→『江戸っ子散歩日記「街角コレクション:ブロック塀の風抜き穴コレクション」』240種を超えるということにまず驚きだが、個別に見ていく…

タイル見学

わけあってちょっと帰省したのでその足で「タイル・ミュージアム」に行ってきた(実家から車で約20分)。 最近できたとばかり思っていたのだが「増設」が2006年なだけであって、いくつかの施設は90年代中ごろにはできていたらしい(詳細はあまり覚えていない…

タイルミュージアム

バックが白だと目がチカチカしますので、デザインをちょっと変えてみました。どうでしょうか。

レクチャー建築意匠

7月にはいりましたが、6月最後の金曜日は京都三条のVOXビルで開かれております、「レクチャー建築意匠」の前期最後のレクチャー(四回目)がありました。今回のテーマは都市。講師には大阪産業大の松本裕さん、そしてゲストは京都工繊大の松隈洋さんでした。…