2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

買い足してもらえばいいさ

渡辺豊和がRIA時代の師山口文象と朋友毛綱モン太(毅曠)のことを綴っている。エッセー調の昔語りと言ってしまえば簡単だけど、個々のエピソードを動かしている動力源となる問題意識を、僕たちはちゃんと引き受けているのかなと考えてしまうことも多い。ゴテ…

建築とコンサルタント

たとえばいまあなたはコンサルタントだとする 依頼を受けた企業はAという問題に悩んであなたを呼んだわけだが、あなたの仕事はAを解決することではない。その依頼者にアドバイスを与えて、Aを解決させることがあなたの仕事となる。そもそも依頼者がAの解決を…

普天間の跡地

最近聞いたことと思ったこと。沖縄の話。沖縄は他の都市とは違った成立の仕方を経て現在見えているものになっているらしい。端的に言えば、米軍が軍用の土地をとったあとで都市ができあがってきた、とのこと。基地が都市に割り込んできた、というわけではな…

辰野と曽禰、シュペーアと谷口

建築家のノンフィクションが面白かった話。東京駅の建築家 辰野金吾伝作者: 東秀紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (23件) を見るひとりは東京駅を設計した建築家、そして日本で「初め…

団地の話

団地という物理的環境と、それがつくりだすこととなった「みんな」をめぐる対話。 団地の時代 (新潮選書)作者: 原武史,重松清出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/05/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 86回この商品を含むブログ (16件) を見る ここで…

広告塔

こういうものもあった 広告車、看板を持つ人、ビラを配る人はしばしば京都でも見かけたが、自転車の荷台を広告にしたという例はこれが始めてだこの広告自転車の使用方法は、乗り回す、ではなく、駐車する、だと踏んでいる。そういう意味でこれがスタンダード…

MCPなんばトライアングル

より大きな地図で メディアカフェポパイinなんば を表示 追記:黒丸付きマーカーが店舗、そうでないマーカーが看板です ここでまがりなさい、あるいは通り抜けないでください、と呼びかける看板。店舗の近に、これだけ大きくとられる看板。容赦なき曲がり角…

「半六邸の利活用を考える会」との意見交換会

クローズな会議の議事録からポイントを抜き出した。一般公開なのだけど、取得には結構手間がかかるようだ。 半六邸についてはこちら - 前提 - 半六邸所有者から半田市は半六邸を取得したよ この対話は現状こうなってますよ、という報告会だよ この対話で何か…

ひとりREADTANK4―補遺

3はこちら 「ブロック単位で都市計画を考えよう」という旨を額面通りにとらえて、これを既視感のある議論だと思う向きも(もしかしたら)あるかも。曰く、日本では既にダレダレが似たようなことをやっている、など。でもこの反論はちょっと待ったほうがいい…