建築

SPACE OURSELVES展ギャラリートーク後のメモ

ありがとうございます 15日はSPACE OURSELVES展のギャラリートーク。登壇してくださった方々、会場を貸してくださったMEDIASHOPさん、そして聞きにきてくださったみなさま、本当にどうもありがとうございました。今回の課題を次回(巡回展)に生かしていこう…

買い足してもらえばいいさ

渡辺豊和がRIA時代の師山口文象と朋友毛綱モン太(毅曠)のことを綴っている。エッセー調の昔語りと言ってしまえば簡単だけど、個々のエピソードを動かしている動力源となる問題意識を、僕たちはちゃんと引き受けているのかなと考えてしまうことも多い。ゴテ…

普天間の跡地

最近聞いたことと思ったこと。沖縄の話。沖縄は他の都市とは違った成立の仕方を経て現在見えているものになっているらしい。端的に言えば、米軍が軍用の土地をとったあとで都市ができあがってきた、とのこと。基地が都市に割り込んできた、というわけではな…

クリニックモール

大規模複合一体開発「リソラ大府」 http://www.resora.jp/ ちょっと見えにくいが、奥に見える総戸数130のマンション「レジデンス」と手前のモール「ショッピングテラス」の間に見にくいが医療施設群「クリニックモール」がある。これがリソラ大府。医療施設…

夢のマイホーム

「夢」と「神話」のマイホーム。 ゴミ投資家のための人生設計入門、を読む。人生の八割は土台。人が自由にできるのは、その上の二割だけで、この本はその二割にはとんと興味がない。人生の八割の土台の、とりわけ経済的な部分、それも不動産と保険という重要…

穴、それも深い穴

七月二十日、 大阪にゴージャスなカプセルホテルがある(かもしれない)という話を聞く。なんとしてでもさがしださねばならない。あるなら。 - 同日、午後よりモダニズム都市京都展へ。一枚どうしても頭から離れない絵があった。田村宗立による「琵琶湖疎水工…

その他

レジデンス初ゲストが決まりそうだ。長期、しかも少なくない人数が。そこで室の壁と床を塗ろうという話になる。それもサポートしてくれている人たちにも協力してもらって塗ろうという話に。 先週は他にも平等院&宇治上神社の見学会、マンガンナイトクルーズ…

スーパーウィンドープロジェクト

昨日は朝から下鴨レジデンスプロジェクト( hanarerad )の作業。床の微調整をした。お昼には上賀茂神社近くの今井食堂へ。ここは煮さばがうまいことで有名だ。さて店に入ると両サイドはまるごとカウンターで、皆が壁に向かってご飯を食べている。これはちょ…

コーンスターチ

物心ついたころに見た一番大きな建物は、近所のコーンスターチ工場だった。何に使うのかよく分からない、とにかく巨大なタンクには黄色く縦長の化け物がニッコリ笑っている絵が描かれていた。気味の悪い巨大なタンクを含めた諸々の工場施設のなかに赤煉瓦の…

Volume#12 An Awakening in Dubai

ドバイでの目覚め オレ・ボウマン 何年もの間、君は死んでいたと思われていた。植物人間になり、生命維持システムに頼っていた君は。夢遊病者のように意味のない言葉をつぶやき、そこにはない何かをみつめている君。 いかなる刺激にも反応せず、医者も君をど…

評価させてくれ

うかつにも「ビフォーアフター」のビフォーの建物にちょっとした魅力を感じてしまったことはないだろうか。居住者の「苦悩」、匠の登場、鮮やかな問題解決、例の曲、そして「なんということでしょう」の文句とともに、居住者の感激とは裏腹に、その出来上が…

Volume#5 Power FAQ訳 後半

Volume5巻「The Architecture of Power Part1」の序文「Power FAQ」の訳後半デス。ちなみにこの間挙げた新着状況は、現在ウェブ上で読めるVolumeテキストリストに変わっています。そちらもぜひご参照あれ。 私は権力という問題にきまりの悪さを感じます。こ…

Volume#5 Power FAQ訳 前半

28日のREADTANKで担当したVolume5号「The Architecture of Power」の序文的な役割を果たす(と考える)「Power FAQ」の訳をアップ。結構いい長さなので前後半に分けます。 Volume#5 Power FAQ なぜヴォリューム5巻はイメージの分野を取り扱うのでしょうか? 権…

READTANK

27日のレクチャー翌日、28日はREADTANKの日。 「Volume」読んでます。参加者も6名に増え、読書会としては結構いい人数になったと思う。でも参加者募集中です。で、今のところ「Volume」が何をテーマにし、どのようなリサーチをそのなかで展開しているのかを…

openlab.×Querycruise 藤村龍至講演会「google的建築家像は可能か」

昨日27日はopenlab.×Querycruiseのダブルネームで藤村龍至さんに講演していただきました。タイトルは「google的建築家像は可能か」。30人くらい集まってくれるといいなと思っていたら、結果的には50人もの人々がMEDIASHOPさんにぎゅーぎゅーづめの大盛況。ま…

聖アグネス教会

J・M・ガーディナーが設計した「聖アグネス教会」です。1898年竣工。ゴシック様式だそうです。 ほんとはもっと伸びるはずだったのかもしれない鐘楼。

Imminent Domains

18日の15時から、京都造形芸術大学へ豪華メンバーによるゴージャスなシンポジウムを聞きに行く。挨拶代わりの一発を豪華メンバーらに見舞われ、本当に挨拶も自己紹介もないままドンドン進行していったので誰が誰だかよくわからず、各々のプレゼンテーション…

はなれさんとぽむたかぎさん

今度4月18日にとり行われるhanareさんの3周年記念パーティー@アンチョビカフェの3階(そういう名前ではない。正式名称は「LIFE REVOLUTION」です)のための会場構成案を、昨日は検討しにhanareへ。うまいカレーを出してもらった。しかもうんまいコールスロー…

時系列で

8日、昨夜22時に東京を出たバスが朝の6時くらいに京都駅着。 家に戻って13時にスフェラへ。岡田栄造さんが司会をつとめるチームラウンドアバウトの座談会を聞きに行く。藤村さんによるこれまでのプレゼンに始まり、岡田先生の質問によってチームの成立過程と…

Volume第2号序―後半

Ole Bouman「Doing Nothing is almost all right」後半。 アイデアをただ記すだけの建築家なんてほとんどいない。重要なことはマキシマルな宇宙を仮定することだ。それはうまくいくに違いない、それも完全にうまくいく。でも問いは開かれたままだし、小さい…

Volume第2号序文―前半

Volume第2号の序文「Doing Nothing is Almost All Right」の訳前半。著者はヴォリューム編集長のOle Boumanさん。タイトルの「○○ is almost all right」はおそらくヴェンチューリ「ラスヴェガス」の一小見出しからのインスパイヤだと思われます。どれだった…

ここふつか

○20日はオープンラボ。事務所のドアを開けておく試み。 今回は名工大の修士課程に在籍しつつ設計事務所「HAP+associates」を立ち上げられ、その上すでに実作も3棟ぐらい持たれている(進行中のプロジェクトも)米澤隆さんをお招きしてのトークショー。いち学…

パノプティコンのはなし

14日、レクチャー前に大屋先生とお話したこと。 唐突ですが、現在のアーキテクチャ論で時々援用されたりするのかもしれないベンサムのパノプティコンのことを、少なくとも建築関係の人はフーコーの著作、あるいはそれを引用した文献でしか知らないはず。監獄…

とうきょう3

京都に戻りました。最後13日のはなし。 Living Design Center OZONE:OZONE Eco Style Housing 2009 東京オペラシティアートギャラリー:ディーナー&ディーナー展 神保町、天丼いもやの天丼はうまかった 1、 新宿から甲州街道を初台方面へ歩いていくと、段…

とうきょう2

昨日今日のトピック 昨日11日 韓亜由美さんとお会いしてきました ナディフ行きました 「境界に立つ建築家」展見てきました 1、 以前少しだけ紹介させていただいたStudio Han Designの韓亜由美さんに無謀にもお会いしてお話をうかがってまいりました。土木の…

とうきょう

東京にきております。今日のトピック。 gggギャラリー:ヘルベチカ展 PUNCTUM:倉田精二展 東京のマックはコンセントがつかえない montoak復活 1、 ヘルベチカとはスイスのハース鋳造所でエドワード・ホフマン、マックス・ミーディンガーによってデザインさ…

オープンラボ2回目

昨日は事務所のドアを開けておく試み「オープンラボ」でした。先回来ていただいた方が、設計事務所勤務時代に同期だったご友人をお誘いあわせて来てくださいました。しかも差し入れをお持ちで。ほんとうにありがとうございます。お二人が勤務されていた時期…

レクチャーレポアップ

1月18日にあった南後先生のレクチャーレポを挙げました。 CruiseDiary:1月18日:南後由和先生レクチャー4回目 「有名性」と「建築界」のお話。前者を生み出し、それでいて前者によって駆動されもする後者、という関係は最近で言うところの「表層」と「深層…

建築系ラジオ

この前ちょっと事後的に補足した建築系ラジオの回が挙がってました 建築系ラジオ:22B: QueryCruise主催RADインタビュー「記憶に残る建築論」 聞いていただいた方には害のないどうでもいい訂正をひとつ。「榊原充弘」と表記があるのですが、一応「榊原充大」…

読書会の続き

28日、打ち合わせついでに読書会の続き。以前からちょくちょく挙げてきた例の部分のこと。ここでの「Superhighway」は「建築家」「コンテンツ・マネージャー」を指し、「Supertraffic」は「量」を指すことじゃないかと指摘していただき、腑に落ちる。つまり…