クレオールと「強いられる」人
支配者層の言語と非支配者層の言語が接触する。それは同時に各々の言語をその属性とする彼ら自身の接触をも意味する。そうして非支配者層の土地において成立する複合言語をピジン語という。例えばゼンジー北京の片言の日本語「ワタシ〜アルネ」もある種のピジン語であり、これは協和語と呼ばれている。そしてこの複合言語がネイティヴスピーカーを獲得したときにクレオール語となる。
なぜこんなことを書いているかというと今度のテストで範囲になっているからだ。ちなみにテーマは「移動と世界史」。クレオールといえばこの本。
- 作者: ジャンベルナベ,ラファエルコンフィアン,パトリックシャモワゾー,Jean Bernab´e,Rapha¨el Confiant,Patrick Chamoiseau,恒川邦夫
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1997/11/01
- メディア: 単行本
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こうした歴史観自体を鵜呑みにしては危ないが、それでも「移動」の観点から考えたときいかようにエミグレし、どのように受け入れられたのかに関してなかなか興味深い「事例」だったりする。