2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

nelobo the heterotopographer

明日12月1日からはじまるnelobo|Heterotopiasについて書きます。 「地域に介入しその場所固有の素材や技術を使いながら建築していく建築家」であると彼らのことをあらかじめまとめており、それそこが彼らの特徴だと想定していたのだけど、もう少し違う、彼…

石上純也―建築の新しい大きさのこと

豊田市美術館でやっている石上さんの展覧会をふらりと見てきて思ったこと書きます。それとは別に、会期が長かったのか結構痛みも激しそうだなとか、それどころか豊田市美自体の疲労もちらほら見えるなとか、そういうことも思った。ちなみに初めてここにきた…

地域と芸術支援

山形浩生さんのウェブログから。中国は国営工場周辺にアートギャラリーを集めた789芸術地区についての記事。 日本で芸術支援というと、こぎれいな美術館でも作るだけで運営にはろくに予算もつけず、しょぼい企画がさらにどんどんジリ貧になって、5 年たつと…

オリビエ・ブーシュロンのこと

12月1日から一週間程radlabで紹介する仏人建築家オリビエ・ブーシュロン(Olivier Boucheron)が2008年にAJAPを受賞したときのテキスト。著者はラファエル・マグロウ(Rafael Magrou)という建築家、建築批評家。 本文はこちらです。 - neloboがどのように面…

タウンアーキテクト2

唐突にまたはじめますね。この前、「市民を代表して決めるひとをあらかじめ決めておいて、そのひとに決めさせる」決定のモデルどうなんだ、ということを言ってみた。で、今日はそれに関して面白い「そうじゃない」モデルスタディがあった、という(聞いた)…

湯浅良介「nothing and something」アフターノート

rep第5弾湯浅良介展のアフターノートをRADウェブにあげていた。 rep|「YUASA RYOSUKE / nothing and something」afternote architecturephoto.netさんが特集してくださったときに彼の推しポイントを「想像力」のあり方だと書いてみたのだが、ソノママだとた…

Hyslomのこと

雑記。 6日の土曜日はLABORATORY aka radlabにて映像上映中だったHyslomによるパフォーマンスがあった。ヘルメットを被ったメンバーのヒトリが頭をガラス箱につっこみ、LABORATORYのベランダからロープ伝いでモノをそのガラス箱にぶつけていく、という映像を…

いわゆる正論にはあんまり神は棲みつこうとはしない

住宅道楽―自分の家は自分で建てる (講談社選書メチエ)作者: 石山修武出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/05メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る 石山修武『住宅道楽』つづき。 人間の幸せは一個の家族に自閉するものではなく…

タウンアーキテクト1.5

住宅道楽―自分の家は自分で建てる (講談社選書メチエ)作者: 石山修武出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/05メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る 石山さんは本を書くことでずっと同じことを問うている。 依頼者でもなく、から…