ウェブ炎上

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)

アンテナにも入ってる「トラカレ!」の管理人さんの本。森健氏の本がウェブの、とりわけウェブ上の集団行動(サイバーカスケード。これが「ウェブ炎上」のもと)の悪いところをテーマにしていたわけですが、まあそんなネガティヴにならんでも、というのが荻上氏のテーマ。とはいえただやみくもにポジティヴたれ、と言っているわけではなく、「サイバーカスケード」の善悪両側面(「善」のほうが少ない感もありますが…)を示しながら個別の例を共有されるべき具体例として挙げてくれている。「リテラシー」をつけましょうということか。いきおいこの本はいままでウェブ上であった「事件」の解説書になっていますので、「ウェブ入門」(「反面教師集」とでもいうか)としても読めます。僕はそんなかんじで読みました。
あ、ご本人が「目次」挙げてくれてました