ダイワハウス提出

締め切りの27日までに土日をはさむことに気づいたので、「2、3日の推敲」などという寝ぼけたことが言ってられなくなりまして、事実上のリミット24日にはイラストレーターのデータをプリントアウトしてもらうために亀岡へ(ありがたいことに亀岡在住の担任の先生に車を出していただきました)。A2カラーが2000円もすることにためらいはしましたが、アウトプットの綺麗さはやはりそれ相応の価値があります。で、郵便局から発送。帰宅後は泥のように眠りました。

いろいろと反省点はあるものの、そのなかでも画力の無さを痛いほど実感しました。あとは画面の構成力。コンセプト重視ではあるものの、文字でぎちぎちに埋めても読んでもらえないだろうし、まずヴィジュアルの力がモノをいうんだろうなと。(建築業界版『つっこみ力』?)。こうした対コンペ用の心構え(コレクトネス?)も勉強しないと。などと自らのナイーヴさを痛感いたしました。

ともあれ出したからには自作がどうあれ、結果発表が違った尺度から見えるというのはひとつの楽しみではあります。

建築環境デザインコンペ

東京ガス主催で「建築環境デザインコンペティション」が行われます。登録締め切りは10月5日。作品提出締め切りが10月15日。テーマは「身体(からだ)と頭脳(あたま)を鍛えるコミュニティモデル」で、審査委員長が伊東豊雄氏。

頭脳を鍛えるとはまた正直すごい頭悪そうなテーマだけど大丈夫だろうか。「コミュニティモデル」というのはどうやら新しいコミュニティ形成のコアとなるべき施設のことを指しているらしい。ややもすると80年代終わりから90年代にかけて建設されたような、土地に不釣合いなほどでかい文化センターなどが頭をもたげがち。要するにハード面に特化したハコモノがそれ。応募要項の前口上に書かれているような「その施設に対応した環境や設備も考えましょう」というのが結構象徴的で、これはそこを使用する人々を想定しない限り提出できない。つまりハードだけじゃなくソフト面も考えましょうと呼びかけている(ようにみえる)のだろう。

そもそも「コミュニティ」という概念自体現在において実体的に語ることが難しい。「現代にあるべきコミュニティは制度化されるものではなく、自由で柔軟であり、自然発生的な枠組みであろう。」と前口上にある。大学のサークルみたいだ。今回のこのコンペにおいては、所与のものとしての「コミュニティ」を前提とせず、「コミュニティ」をどう考えるかのきっかけとなるような「コミュニティモデル」を作れたら面白いのではないだろうか。と無責任に考えてみる。