ダンディーな人たち
今日は三限の演習のみ。ルソー『エミール』の「サヴォア助任司祭の信仰告白」を読むという授業。啓蒙主義に影響を与えながらロマン主義にもルソーの影を見ることが出来る、というような大きい山としてのルソーを原書で読みたいということもあり出席。
カチャーリ『建築とニヒリズム」を読みはじめる。
- 作者: Mr. Massimo Cacciari,Mr. Stephen Sartarelli
- 出版社/メーカー: Yale University Press
- 発売日: 1995/02/22
- メディア: ペーパーバック
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おそらく彼は「近代」という時代に対して非常に敏感であったのではないだろうか。こうした文脈のうちで彼の「ダンディズム」を理解するべきだろう。何が起こり、何が問題かを見極めた末での「装飾と罪悪」であり、これをリテラルに解釈するとロースの建築を見て「あるじゃん、装飾」ということになる。まだ読み込みが足らないが。大島さんの『スクォッター』なんかも参照にしながらロースを軸にしてカチャーリを読み、近代性の問題でベンヤミンをカチャーリ・ヴィドラーらへんをあたってみようかと思う。うまくいくかはわからないが。