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昨日ジュンク堂で偶然『エクスナレッジオム』のミース特集を見つけたので買っておく、写真目当てで。バルセロナ・パヴィリオンには大きい池と小さい池がある。で、大きい池を囲むように二辺に壁があるのだがそこを写した写真が少ない。理由は大体分かる、公道が写るから。多分青空駐車してる車とかもばっちり入っちゃうのだろう。いいのに、そのほうが、とブツブツ言ってみる。大きい池に接する壁と小さい池に接する壁とでその水面に接する部分に相違があるらしいのだがイメージがないのでイマイチよくわからないのである。
それにしてもファンズワース邸の外部柱と水平スラブの接合部分なんかを改めて見てみると「金かかってんな」と思う。大抵はボルト留めだろうがわざわざ溶接してある。見た目とウラハラのそんな金のかかり具合のおかげで訴訟になったらしい。ユーモアとも言うべきジョークが通じない、というアメリカンジョークまじりのエピソード。ただ受容の観点で見るとアメリカ/ドイツ間での率直なリアクションの違いを伝えてくれるような気がする。