審級

朝ゼミ。毎回発言の時に声が震えるのを何とかしたい。ただでさえ拙い意見が見苦しくなっては目も当てられないですからね。

午後読書会。ユベルマンパノフスキーのスタティックな主/客図式に対する形で提示した新たな主/客に関して。つまり意識と無意識の狭間で引き裂かれる審級としての主体、そして時間とともに変化する(きわめてざっくばらん)世界。そしてこの二つが行儀よく対応するわけではない。

建築における空間概念を眺めたとき、理念系としてのニュートン空間からより現実に即した相対性の空間が提示されるというこうした構図自体がいわば理念系であるという不思議なパラドックスを描いているように思う。要請としては主体にとっての受容される空間であり、現実的な所与としてそこにある空間に主体がどうアプローチし、それを論者が概念としての空間に加味しながら論じるというような手続きになるだろうか。

というか僕がそうしたいという話ですが。