集中ラスト

昨日は集中四日目で今日がラスト。三日目は一日中いけなかったのだが、ポピュラー音楽講義が一限目で終わり、後の二コマは先生代わりましてマンガ講義。昨日は三コマ全部がマンガ講義だったのだが個人的には三コマ目の前に急用が入り早退。

先生のマンガ講義はサブカルチャーメインカルチャーの対立というよりも、表現論と社会反映論(あるいはそれに類するもの)との対立を背景としているように思われる。年代としては1960年代からの劇画の動きを週刊少年誌のあり方を鑑みながら論じられていた。

サルでも分かるまんが論。講義中先生が参考資料で挙げられていたもの。表現論、社会からの影響(例えば雑誌の方針とかも含む)等々をマンガでカヴァーしている。やたら文字数が多いのだが。

で今日のラストは対談。幅広いテーマだった。マンガにおけるメインとサブの対立が存在していないのではないか。というのも前者となるべき「テヅカ」という現象が対立軸としてうまく機能していなかったからだ。それはおそらく手塚という人物に対して遡及的に与えられる「テヅカ」という準拠枠が大きくなりすぎたからなのでは。というような感じで理解したのだが(多分大いにはずしていると思うが)このあたりはもっと聞きたかった。カウンターとしての運動が不全になってしまっていたということなのだろうか。疑問形が多すぎますな。