展覧会

・ギャルリー・タイセイ「ル・コルビュジエのパビリオン建築」展
・Shiodomeitalia クリエイティブ・センター「ミラノ・メイドインデザイン」展
東京都写真美術館「TOKYO マグナムが撮った東京」等
コルブのパヴィリオン展は規模が小さかった。ただパヴィリオン内での映像作品を弟子だった(あの)イアニス・クセナキスと手がけており、それが流されていたりとなかなか面白かった。パヴィリオン全般について調べてみても面白いかもしれないと思い始める。

ミラノデザイン展は素材から製品まで展示の幅が広く楽しめた。テーマ別に30から40くらいのプロダクトが展示されているのだが、具体的には「職人の技」「アイデアとマテリアル」「光と影」「ディティールにこだわる」「ホーム・スイート・ホーム」「ファッションとアクセサリー」「スピードと伝説」という区分がなされている。ただテキスタイルやパネル、床面のライトから椅子や自転車が無造作に並べられているだけで解説は英語やイタリア語なのがつらい。もう少し紹介文や「これが何であるか」が知りたかった。

マグナム展では彼らの仕事が50年代から2000年代まで年代別で紹介されている。

気になったのはルネ・ブッリと上の写真を撮っているマーティン・パール。ブッリは前川國男と帝国ホテル内装を撮影しているのだが、どちらも人物が下方に置かれ背景となる壁のリズムが強烈に前景化している。パールに関しては色というか画面が喚起するヴィヴィットさと、被写体が想起させる淡白さとがコントラストをなしているのが面白かった。かなり個人的な感想だけど。