ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識

ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識

450ページもあった。註と本文の連携がスマートなので困ったときに役立ちそう。
戸籍 (1981年) (For biginnersシリーズ)

戸籍 (1981年) (For biginnersシリーズ)

「フォー ビギナーズ」シリーズ。立ち上がれ!管理されるな!脱戸籍!というなんとも勇ましい一冊。ワイルドなわりに戸籍の書き方をわざわざ本紙コピーして解説してくれるといった優しい一面も持っている。ツンデレ?コンピュータベースで進められる戸籍管理が悪の権化のように描かれていたのだが住基ネットってそういえばどうなったんだろうか。潜伏期?「はてなキーワード」によると最近これを悪用した犯罪が増えているらしい。気をつけなければと思うが悪の中枢の管理体制にしては手落ちだ。
マンションは大丈夫か―住居として資産として (文春新書)

マンションは大丈夫か―住居として資産として (文春新書)

これからマンションを買う人よ、ここを注意されたし!というソリッドな啓蒙本だろうという予想は半分あたりで半分ははずれ。約半分が大正期「御茶ノ水文化アパート」から始まる日本の分譲用集合住宅史に費やされている。というのもマンションが投機の対象となったバブル期によって内部形式の発展が阻害された、という著者の主張を史的に追っていくためらしい。さっくりまとめてあるので気になる箇所は多かったけど参考になった。ぜひとも文献表をつけていただきたかった。
1950年代から70年代くらいまで集合住宅がブルジョワ向けのモダンな物件であるというコンセンサスがあったこと。それ以降の大衆化の際他物件からの差異化のためにほとんどオーダーメイドのようなことをしたこと。こうした点がバブル以前=個性ある物件という等式の理由になるのかもしれないが、バブル関係なく模索中だったのが軌道に乗ってきたというだけの話かもしれない。にしても「ある時期を過ぎると面白くなくなる」といっていた公団マニアのことを思いだすと、実際に間取りを精査したくなる。
間取りの手帖

間取りの手帖

読んでみよう。あと賃貸物件の登場とシステムに関する資料、社宅史なんかもチェックしたい。