安針
東京日本橋には昔「安針町」という町があって、この「安針」というのは水先案内人という意味のようだが、この地の名前は徳川家康から土地の拝領を受けたウィリアム・アダムスの日本名「三浦安針」と深くかかわっている。
- 作者: 立石優
- 出版社/メーカー: 恒文社
- 発売日: 1996/08
- メディア: 単行本
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歴史にはとーんと疎いのでまったくフワフワしたこと(上のように)しか言えないのだが、幕末以降明治期において諸外国から召集された「お雇い外国人」に先立つこと2〜300年の時期に、徳川家康がどこの馬の骨とも知らない外国人を「家庭教師」化していたという事実に興味を覚えたのであった。だから読んだのだった。ただ残念なことにこの本では二人の結束に焦点が当たりすぎていて当の内容にはあまり踏み込んでいなかった。アダムス経由で家康がとある外国の都市計画をなしたという都市伝説もあるようだが、これに類する記述は全く無かった。ガセネタか。