豪邸探訪

以前豪邸について少し触れたときちょうど假屋崎氏が17億の自宅を建てた。そしてもめた。詳細が是非見てみたいと思っていたのだが、今日のお昼の番組でお宅訪問をやっていたのでキャプってみました(問題があったらおっしゃってください)。そして24日のめざましテレビでは氏のお宅を生中継していた。これから彼の家を見る機会が増えそうだ。






これぞ氏の芸術作品である!というなんとも恥ずかしい空気が蔓延する両放送(めざましテレビのほうがすごかった)にあって、氏がなんで施工業者ともめたのかが最後まで分からなかった。嬉しそうだしさ。というかどうしたら成功だったのだろうか。彫りとか装飾はすごかったけど、細部が云々というほど緻密に構成されているわけでもなさそう。氏のお宅をリポーターが訪問し、その様子をスタジオで眺める人たちの恍惚とした表情や、氏のリポーターとの悦に入った会話を見ると、ミラン・クンデラの言う「キッチュ」という言葉が頭をかすめる。「キッチュという言葉は、どんなことをしてでも、大多数の人びとに気に入って、もらいたいと望む者の態度をあらわしています。」

ビフォー:これはアール・デコだそうです。アール・デコなのでしょう。

アフター:でかいテレビ用のニッチだ。
芸術作品だ、と言いながらもテロップにはちゃっかり「ベッド500万」の文字。豪邸訪問には映し方やテロップの出し方の上で間違いなく「お決まり」がある。綺麗に張られた壁紙や細かに装飾された細部の仕上がりなど二の次になるほどモノが前面に来るのもそれだろう。お金がかかり、且つキッチュに溢れた建物をこれから「ゴーテー」と呼びたい。假屋崎氏のゴーテーは「お決まり」にぴったりはまるナイスとしか言いようが無い物件であった。いいものを見れた、ありがとうございます。