テジョ・レミー(?)


オランダのアーティストTejo Remyによる遊具(何て読むんだ?テジョ・レミー?)。「子供が挟まる!」「コストがかさむ!」など厳しい意見もあるようですしどれも説得力があるようにおもいますが、ちょっと笑えたのでご紹介。個人的には突っ込んだ車の痕が残っちゃったフェンスだと踏んでいました。
本来「こっち」と「あっち」を分ける機能をもつフェンスは、暗黙のうちに侵入者を拒絶する役割を担っています。ところがそんなフェンスをあえて「滞在させる」(よく見ると椅子っぽいですし)モノとしてしまうブラックユーモアが、多分この「遊具」の持つ笑いの種ではないでしょうか。プライバシー保護の方法として味も素っ気もないフェンスにちょっとした「遊び」を持たせてあげる操作としては結構面白いのでは。
連続するパターンの一部に手を加えるというところに、なんとなくエリカ・ローヴクイストによるタイルが思い起こされます。
ちなみに上の画像、「lost at e minor」というブログからお借りしました。音楽、イラストレーション、アート、写真などについてアップしてくれてます。アンテナいれとこっと。