トゥラルパンの礼拝堂

メキシコのポラスキャンも中盤戦。ということでバラガンの続き。今回は『トゥラルパンの礼拝堂』。この建物、正式な名前が「Capilla de las Capuchinas Sacramentarias en Tlalpan」とあるように、カプチン派の修道院なのです。

最寄り駅は「Hulpulco」。徒歩で20分くらい。まず間違いなく迷います(した)。


内部のステンドグラスが有名ですが、ここも負けてない。

裏から見るとこんな感じ。

奥にある開口部がエントランス。入っていきなり中庭(?)にアプローチします。

ある雑誌で安藤さんが写っていた場所とアングル。

修道女の方が思いのほかポラロイドに興味をもたれたらしく、「ここも撮ったほうがいいんじゃない」とすすめてくれたブーゲンビリア
ちなみに場所は

このへん。「Hidalgo 45番地」です。くわしくはこちらからたどってみてください
実際に使用されている建物とあって、訪問時間もきっちり指定されますし、それほど長い時間見えませんし、内部の撮影も禁止ですし、スケッチもできません。内部は修道女の方に案内してもらうので全体が満遍なく見えるわけでもない。そんな制約があるにもかかわらず(からこそ?)、メキシコ旅行で一番印象に残ったのがこの建物でした。
扉以外の開口部がほとんどない礼拝堂内部に、ステンドグラスからもれる光だけがスーッと入り込んでいる様子がまず神々しい。ただそれに気を留めることなくお祈りをささげる修道女の方のふるまいを見ていると、これがあのステンドグラスかぁなんて口あけて見ている自分が、ステンドグラスだけしか見てないことに気恥ずかしさを感じたりました。光はとても魅力的ではありますが、それだけを取り出して云々できるもんじゃないなと強く思わされた建物。もっと言葉が流暢なら、どんなときにこの黄金の色を強く意識するのか、そこで日々を過ごしている修道女の方々に聞きたかったです。