流店

岡山後楽園の流店(りゅうてん)。建物の中に川が流れている衝撃感たらない。

雨だれ岩をも砕く、が垂直方向ならばこの建物はまさにその水平方向バージョンだといいたい。今となっては絶対の確立で誰もやらない(ホテルには似たようなギミックがありそうですが)ユーモアの極みだ。回遊式庭園をほーっと眺めるついでにこの建物まで「ほー」と眺めることはオススメしない。これは笑うべきだ。ちなみにこの建物は休憩所ですが、今では休憩できません。

ただ座れるところというか床面の幅が川幅とほぼ同じなのが気になる。あえてこの休憩所の正しい使い方を想像してみたい。おそらく足を川に浸し向かいあいながらパシャパシャふざけあうこと、これだろう。となればこの川幅と同じ(かやや狭い)床面の幅もなんとなく理解できよう。

内側、柱なし。基礎もしっかりしてるので多分この流店の建設自体は割と最近だろう。そして上の方に穴っぽい(窪っぽい)なにかが。おそらくこれは2階にあがるための階段を引っ掛けるための(ややこしい)ものだと踏んでます。そして下世話な話だが、この建物の2階はアベック喫茶みたいなものだったんじゃないかと勝手に推測している。喫茶ではないか。

柱と柱の間(スパン)が割と長め。棟右から二本目の柱が抜けてるというかすごい低いところで切れてますが、これはなんだろうか。視覚的なものか。でもこのアシンメトリーな柱配置のおかげで軽やかな印象に。

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以下岡山後楽園

芝がきれい

城がきれい

小高いところから見下したモコモコのなにかがきれい

マンパワーのライトアップがきれい