シンケルとカウフマン

今日はどうやら木曜日らしい。

今シンケルがらみでロマン主義を調べている。授業で扱っていたドイツ語のテクストの訳を読み返しつつエミール・カウフマンを参照してロマン主義の著書を軸として決めたい。

カウフマンはヴィックホフやリーグルに始まるウィーン学派の一派に数えられ、ヴィックホフに師事したドヴォルジャーク(音楽家ではない、はず)に師事した。彼は建築史的な流れの中において17世紀半から1750年くらいまでを古典主義、それ以降から19世紀はじめのころを新古典主義と位置づけている。そうした対立的構図において前者にバロック、後者にロマン主義的な流れを見ている。古典‐新古典相互に様々な形容がなされるわけだが、端的には統一性‐多様性と言うことができるだろう。

でまあシンケルがこの構図内の後者に含まれる。つまり新古典主義者でロマン主義者ということだ。確かに彼の活躍した時期は18世紀前後と当てはまるし、彼の手法も折衷主義的でカウフマンの挙げる新古典主義の特徴に挙げられている。

とりあえず概説的な発表を目的としているのでこの辺をうまくまとめようと思う。どうかなー、とも思うけど。