レポートしないと

ひょんなことからレポートの提出期限が二週間をきったことを知って衝撃だった。

で、コジェーヴを原書で講読してるクラスのレポートを今日やることに。コジェーヴの「動物化」に関しては東浩紀動物化するポストモダン』で取り上げられている。ただ彼の狙いは「動物」「人間」の区別であり、それをポイントにさらなる進展を目指しているような気がする。ということで原典を比較的論じやすい形に咀嚼しているように思う。東という戦略的な論者がその点に無自覚、あるいはただのミスリーディングとはとらえづらい。買いかぶりすぎかも。

で、彼の論の整合性を原典から考える、というのも案として浮かんだのだが、やめた。なんか乗せられてる気がするから。ということで日常の闘争に関して「テレビのチャンネル争い」を一方に挙げて、他方に「美的判断論争」の問題を照らしてみる。その考察をさらに原典と照らしてみることで「争い」のみに包括される関係性へのある種の疑念を提示し、その多様性を示してみよう、と思っている。できるかはわからないけど。