動かざること場所の如し
今日は2限のゼミのみ。今日がこのコマの最終日。美術館と博物館の発表とあとは音楽にまつわる発表の二方。
で、前に話した「死に場所」と「葬式の場所」と「祭られる場所」について。直接関係するわけでもなく全然かすってもいないかもしれないが、今ヴィドラーの『Warped Space』収録の「X marks the spot」を読書会で扱っていてふと思ったのだ。
Warped Space: Art, Architecture, and Anxiety in Modern Culture (The MIT Press)
- 作者: Anthony Vidler
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 2002/02/22
- メディア: ペーパーバック
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そして先述の三つの場所だ。この場所の変遷、つまり人が想定する死者の移動が跡付ける空間の関係には何がしかのいわくいいがたいものを感じる。恣意的な「場所」の固定に包摂されないはずの空間というものがその「場所」によって表象されてしまうというような。おそらくこの辺は靖国神社の問題にかかわるのではないかと思っているのだがうまく話が進まない。そしておそらくこの話はヴィドラーの上の論と被るようで被らない気がする。