テストの発表和え

今日はしっかりときつかった。やはり寝てないと辛い。しかも今日はテスト・テスト・発表・発表というコマ割だったのでその分どっと来た。

フランス語のテストは割ととれた。まあ受かってても「やっとか」って感じで来期の金曜日は遅めに起きるだけだろうし、落ちててても来期もやっぱり朝早く起きなきゃいけないというだけの話だろう。

2限のジェンダー美学のテストは「接触領域」「美意識」「ジェンダー」を論じなさい、という感じのお題が出されていたのでそれぞれネタを持っていったのだが「接触領域におけるジェンダーの問題がいかにして美意識を変化させたのか」というお題に化けた。持ってった磯崎の本もコロミーナの本も使えなくなってしまった。ざんない。まあでも無難な感じにまとまったのでよし。モンタギュ『トルコからの手紙』、林みどり『接触と領有』などを引いた。

3限はコジェーヴ。担当箇所は二者間の闘争において一方が他方を殺してしまうという構図に関してのところ。承認のための闘争であるにもかかわらず死者は勝者の勝利を承認することはない。死んでるから当たり前だが。要するにこれはヘーゲル弁証法の正−反の対立関係が成立せず各々が各々のうちに閉じてしまい、自らの措定のために相手を廃棄するという死せる対立の状態である。弁証法とは本来正−反の媒介項として否定性が介入せねばならない。なぜなら何がしか存在するような媒介項があることによってその媒介項と両者の距離をさらに媒介する何かが必要とされるからである。ゼノンの矢のパラドクスみたい。そしてその否定性によって反を否定するのだが、否定するのみならず同時に保存しなければならない。あるいは保存しながら否定しなければならない。これはレトリックではなく保存のためにはいらないところを捨てないといけないという実践的な行いとして読むことができる。そして自然的な世界に存在する人間の無媒介的(動物的?)な部分は捨て、彼の有意義な部分を止揚せねばならないのである。で、意識は所与存在のうちにposerされる(アクサンがでない!)のだが、この文脈でのposerの訳語をどうしようか迷っているということを前のエントリで触れた。そして「心によって想定されるものにある場所を占めさせること」という意味で「措定」という語を選ぶことにした。

で4限はロマン主義。これは大方いろんなエントリで触れたのでパス。気絶しそうなくらい眠かった。

とりあえずテスト終わった。あとはレポートですな。