ちょっとよろしいでしょうか

昨日は撮りだめていた一連のドラマを見ておりました。富豪刑事クロサギブス恋・・・ギャルサーはもういいやという感じだったので撮っておらず。ただちょっと鈴木えみの登場比率あたりは気になるところですよね。

あとは『ウコンの力』もひょんなことから飲むことに。

で、フィリップ・ディックしばりで今回はこれ

マイノリティ・リポート―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)

マイノリティ・リポート―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)

短編集で表題作だけでなく『トータル・リコール』の元になった『追憶売ります』も収録。『マイノリティ・リポート』に関しては多層する時間性の扱い方がポイントになってくるわけだがその「扱い方」に対する面が前に出ているのでその「時間性」に関してつっこんでみるとパラレル・ユニバースっぽい話になると思う。もちろんそうしたどちらを前に出すかという選択も含めたディックの手法に関して言うならば、むしろシステムとしての説話内世界の表象法がいかなるものかというところに興味がある。そういう意味でディックの作品をいくつか読みつつも同ジャンルで10年後の作家であるギブスンなんかも読みながらそこにいかなる相違があるのかを見ていこうと思っている。もちろん原作は映画化されたそれの「小説版ではない」ということを意識しないといけないのだが。