ドイツっぽい

すごいざっくばらんなメモ。

タフーリ『球と迷宮』のワイマールに関する章をさらさらっと読む。タフーリは直接的にミースに言及しているわけではないが、当時の政治的状況や社会的状況に関して参考になる部分が多い。ミースはワイマール期に≪ワイゼンホフ・ジードルング≫や≪バルセロナ・パヴィリオン≫を建設しているのだが、個別的なアプローチよりも社会的な背景を知っておきたかったのである(僕が)。タフーリのワイマール論のテーマは社会主義関連の流れだが、そのなかでポイントとなるのは住宅供給の問題だったらしい。で、効率的に住居を提供するという意味で集合住宅(ジードルング)へと焦点が当てられていたようだ。


金曜にやっているホロコースト関連のモニュメント論は立て続けに二週発表で結構いろいろアドヴァイスをいただいた。ということで練り直し。これまで導入の訳を推敲するだけだったから次回から本論へ。モニュメント受容の変遷を図式的に想定したのだがちょっと不評だったのでもうちょっと事物にそくして見てみようと思う。