鍋終わり

昨日は鍋。三回生がそつなく準備してくれたおかげで盛大な会になった。きわめて面白い経験もさせていただいたし。どうもありがとうございます。最後まで学部生が数人残っていたことは珍しかったしいい傾向だと思う(思いたい)。疑問に思っていた件も後輩くんたちに聞くことができたし。ちょっとずつ変化していくといいなと思う。

で、ミースの話。1929年のバルセロナ万博においてドイツは二つのパヴィリオンを出していた(昨日のエントリでも触れたが)。それでいろいろ資料を探していたら二枚だけ内部の写真がD.スペースの『ミース・ファン・デル・ローエ』に収録されていた。

ミース・ファン・デル・ローエ (SD選書)

ミース・ファン・デル・ローエ (SD選書)

これです。先生がおっしゃった通りむしろ「ユニヴァーサル・スペース」とも言うべきような無柱空間に展示品が並べられている。Drexlerのドローイング本と見比べながらもうすこし輪郭を明確にしていこうと思う。ただこれらの建物やミースアメリカ時代の超高層ビルを比較しながら論じていく中でこれらのビルディングタイプがどういう仕方でその建物にかかわっているのかを捨象してしまっていることである。やはりパヴィリオンの仮設性なんかも考えていかないといけない。