トキヨ
今日の朝東京から帰り、ねむーい中で学校へ。
東京では表象文化論学会の発表がメインだった。ピラネージ、丹下・黒川の有名性、降霊会の発表を聞いた。屋台骨を見ているようで面白かった。
美術館もいろいろ回った。ちなみに以下挙げる書籍は展覧会と特に関係ないです。
- 作者: Bill Viola
- 出版社/メーカー: Hatje Cantz Verlag
- 発売日: 2003/01
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ルネサンスからマニエリスムの絵画から形式を借りて、人間の動作を超スローモーションで流す。水平性と垂直性との交差(「クロッシング」?)や、浅い奥行きでの水平性が目に付いた。他にも間隔をあけておかれた複数の布に両側から映像がプロジェクトされるものがある。多層化し奥の方の布へと次第に拡大していくイメージが眼前で空間的に認知されると、さもイメージを離れてそれ自体が一つの実体と化すようで気持ち悪かった。
あとは
- 作者: 瀧口範子
- 出版社/メーカー: TOTO出版
- 発売日: 2006/02/28
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (53件) を見る
きちっとしたグリッドを歪曲し、三次元的に組み立て直すことで新しい空間が生まれる。こうしたグリッドを「エマージング・グリッド」と呼ぼう。とのこと。バルモントが噛んでるっぽいなと思ったらきっちりインタヴューまで流れていた。
Serpentine Gallery Pavilion 2002:Toyo Ito With Arup
- 作者: 伊東豊雄,セシルバルモンド,Cecil Balmond
- 出版社/メーカー: 建築都市ワークショップ
- 発売日: 2002/01
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
見た目のキラキラした感じにどうも戸惑ってしまう。というか観ている間上のような疑問をずーっと考えていた。カップルが多かった。
そうそう、この展覧会は東京オペラシティでやっていたのだが、同時に山内崇嗣という人の展覧会もやっていた。→http://www.operacity.jp/ag/exh79.phpなんとも曰く言いがたいけどこれも考えさせられるものだった。時間が無かったから少ししか見られなかったが、そんなことよりカタログが欲しかった。