藤森モデル
- 作者: 藤森照信
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/05/01
- メディア: 新書
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四大文明を二歩目、四大宗教を三歩目としてここに個別化の発展を見、大航海時代に伴う殖民主義が四歩目で、このあたりからヨーロッパ一辺倒になり、五歩目の産業革命から六歩目のモダニズムで普遍に戻る。
この図式はすっきりしていて分かりやすい。「ケンチク」という機構をこれでもって定式化することもできる。個人的には、視覚をめぐる建築としてパラレル・アーキテクチャーの次元がニョキニョキと派生しているポイントと、それがこの構図のどのあたりで合流するのか(あるいはしないのか)を今考えている。そのためにも結構使えそうなモデルだ。