事件です

アチャー!授業先週で終わってた。三限デザイン講義の話である。

ゼネコン談合疑惑事件→http://excite.co.jp/News/society/20070116030100/20070116M40.148.html
当該の地下鉄桜通線は僕もよく使ってました。

ちょっと前ですが山本理顕さんが群馬県邑楽町に対して訴訟を起こしている。同町によるコンペで山本さんが一等に選定され、設計権を獲得したにもかかわらず町長の交代でご破算になってしまったというひどい話。→http://www.jia.or.jp/news/jia_news/2005/04oura.htm

昨年には重大事件として記憶されるべき耐震偽装事件もあったが、これは「姉歯」という構造家ひとりの固有名で語るべきことではない。そしてこれは昨日今日はじまったことではなく、そう考えているのは自分ひとりではないはず。ただそういう機運によって前者の告発が起こったと考えるのはちょっとナイーヴすぎるだろうなとも思ってしまう。

他にもアスベスト被害なんかが取り組まれるべき問題として残っている。

アスベスト禍 ―国家的不作為のツケ (集英社新書)

アスベスト禍 ―国家的不作為のツケ (集英社新書)

アスベストに関しては少なからずメリットがあるということ(軽くて防火材として秀でていることとか*1)そしてその代替物の模索が困難であることがある。こうした実際的な面が重い足かせとなっているはずだ。断定できないのがちょっと情けないのですが。

*1:一説によるとWTCがあれだけ早く崩れたのは工期にアスベストが使用不可になったかららしい。真偽は不明だけど、壁にフロアがボルト留めされていたWTCの構造を鑑みるとありそうな話だ。熱膨張で床ごと抜けるようにして崩れていったというような説明がなされていた。本当かしら。