東京にいます

今日は六本木あたりにねらいを定め、黒川氏の国立新美術館、それから最近できたミッドタウンへ。ちなみに展覧会はほとんど見ておりません。
 
否定的なことを言い出したら一語ですむが、それじゃあんまりなので・・・。ともあれ一番インパクトがあるのはやはり外壁なわけだが、局面のファサードは突き出したガラスパネルの規格が部分部分で異なっており、製作した職人さんたちの並々ならぬ努力が垣間見える。実際このファサード、ジャン・ヌーヴェルによる「アクバル・タワー」(スペインにあります)と一見似ているのだが、こちらはパネルがすべて同規格であり、ディテールでも異なっている点が多い。ヌーヴェルの解としては着色された内側の外壁を上からガラスパネルで覆い、パネルの角度をランダムにすることで効果的な外壁を作り出している。実際に見てみたのだが斬新だった。掃除どうするのか気になったけど。そして夜のライトアップで存分に底力を見せていた。

新美、ミュージアムショップでは「スーヴェニアフロムトーキョー」と銘打って「日本的なもの」が売られているのだが、デコトラプラモにはちょっと食指が動きかけてしまった。「やもめのジョナサン」か・・・。

ヒルズ、新美とともにトライアングルをなすミッドタウンであるが、SOMをリーダーに迎えたプロジェクトグループとか「日本のデザインの発信地」、とか話題先行だったのだが、あまりにも人がいすぎたので早々に退散。「発信地」こと「21-21 DESIGN SIGHT」では設計者である安藤忠雄の東京でのプロジェクトをまとめた展覧会が開かれていた。安藤さんもいた。

サイトはこちら「東京ミッドタウン

そうそう、安藤さんのアブダビでのプロジェクトもフィーチャーされていた。アブダビを文化都市に、というのが合言葉らしい。氏以外ではジャン・ヌーヴェル、フランク・ゲーリーザハ・ハディドの三人が携わっている。