今日は建築構造概論、建築材料、建築史を学ぶ。建築材料の授業では吉村順三について。建築史では京都市街にある店舗に見る「数奇屋風」と「民芸風」のちがいを枕に、日本建築(ガイダンス)をさらっと。

書院造+茶室=数奇屋、と先生はいささかポップに定式してくださったが、格式とその破壊のバランスが肝になってくるこの演算は結構深い(はず)。でも一番注目すべき点は、「数奇屋風」が床で「民芸風」が土間だということである。くつを脱ぐか脱がないか、というある意味当たり前の事実だが、これが店舗設計に生かされているかどうかは商店設計に関する重要な問題である。つまりそうじゃないところが相当あるということだ。