Jelly Tile


『Material World2』より。トルコ在住の日本人デザイナーKeiko Oyabu氏によるプロダクト。「ゼリー・タイル」というだけあって柔らかいらしいのだが、さ、触りたい!そのおかげで釉薬が施されたタイルのひんやりとした印象をソフトなテクスチャーで打ち消している。ただ、氏のウェブサイトを見てみると、建築用のプロダクトがグリッドというかパターンの反復を意識して制作されているようにも見受けられる(サイトの「プロダクト」にある「Jelly Tiles」の方が上の画像よりタイル然としたたたずまいをしている)ため、彼女が制作する「ゼリー・タイル」が反復して使用されるタイルであることをないがしろにしてはいけない。以前挙げたエリカの「行儀の悪いタイル」が素材を継承しつつ反復の側にコミットしているとすれば、ケイコの方は反復をとどめつつ素材の側をいじる試みであると言えるだろうか。

Patterns in Design Art and Architecture

Patterns in Design Art and Architecture

グリッドというかパターンつながり。デザイン、アート、建築における「パターン」をひたすら網羅した大判の一冊。反復の嵐に目が回ること必死。前に図書館に購入希望を出していたのが今日やっと届いた。