カルロ・ザウリのこと

昨日ですが、チケット入手したので京都国立近代美術館で開催中のカルロ・ザウリ展行ってきました。
ザウリについてのみならず陶芸そのものに関する予備知識ゼロで行ってきたので細かい事は分かりませんでしたが、群れとしてみてみると彼の自由な造形(特に後期)は廃墟みたいに見えました。きれいに展示する、という展覧会の試みにそぐわないことこの上ない(と思った)。初期のオーソドックスなマジョリカ陶器の、「皿」とか「壷」とか「巨大な皿」とか、そのまんまの名前が潔かったです。ちなみにタイル、リトグラフも展示されてます。使えるものなら内装に使ってみたいな。

あ、それとこの日松岡正剛氏が講演会に来てたみたいです。事前予約だったので見られなかったんですが。入場1時半で講演会開始1時半。なんというニアミス。それとこの美術館、二階から三階に至るときやたらと薄い大理石が目に入るのですが、実は断面が三角になっていてその頂点が薄く見せているというからくりが分かりました。金沢21美のタレルの部屋と同じギミック。