建材設備ガイド

昨日の9坪ディテール関連。ためになるサイトがありました

建材設備ガイド」(※登録いります)。
アマゾンのレヴューのような形でプロの方々が建材の評価付けをなされています。

巨匠たちのディテール〈Vol.1〉1879‐1948

巨匠たちのディテール〈Vol.1〉1879‐1948

以前ミースのバルセロナ・パヴィリオンについての箇所だけ斜め読みしていたフォード『巨匠たちのディテール』。ありがたいことにうちの図書館にもあるのでちょっと参考にしてみよう。ただ特殊解が多そうなので汎用性に関しては若干疑問あり。
巨匠たちのディテール〈Vol.2〉1928‐1988

巨匠たちのディテール〈Vol.2〉1928‐1988

vol.2もあります。
神がディテールに宿るかは知りませんが、細部を注意しながら建築雑誌を読み進めてみると今までとはまた別の世界があって面白い。ウェブとそのソースコードのような関係でしょうか。ただ「どれだけうまく処理できたか」というところのみによってある建物が評価されるわけではないのですが、処理の巧さが目的化しているのではと思う例もなくはないのでは。複雑するぎるソースコードは好まれないと聞きますが、一方複雑に組み合わされた細部への嗜好が建築業界にはあるのでしょうか。あるいは僕の気のせいか。
ディテールへの執着がディテールを装飾化することに対してこれといった抵抗はありませんが(むしろここに面白みを感じているのです)、それが独りよがりなものでしかないのであればそのディテールも味気ないものになるでしょう。何(誰)のためのディテールか、これを常に頭に入れておくべきだと思います。と自分に言い聞かせております。