タバコ吸うところのこと

「kom's log」さんより。「公共空間での禁煙」法にまつわるお話。この法律義務付けられてからの(ドイツのある州の)バーの努力やコミュニケーションスペースとしての喫煙ラウンジなど、ちょっと面白いお話をアップされてます。例えば「「外」と理屈をつけられる部分をラウンジに改装したりする」など。
一方日本では例えばこんな具合にとられています。あとは、こんなのとか。他にもうちの最寄り駅だと

JRの駅はおそらくどこでもそうですが、一番奥の、雨のときはしっかり濡れる場所。
引用

広いバーなのにそこには人がまばら、一方で狭い喫煙ラウンジには客がひしめきあったりしている状況。そのままラウンジから注文するということになり、バーが狭くなった、という結果的状況である。狭いがゆえに自然に見知らぬ人間との会話もはずんで、なかなか楽しい。

社会に出た友人たちからもタバコを介したコミュニケーションの有効性を聞いたりするし、僕自身も大学にいたときはそのことについていろいろと感じることが多かった。すごく単純に考えると、これから先タバコ吸える場所が減れば減るほど、一つの喫煙所においてより多くの他の所属のヒトとの接点が増えるはず。各喫煙所、あるいは各灰皿が「所属のサラダボール」化するんじゃないか。だからどれだけ少なくしても、タバコ吸うところはなくしてほしくないと思う。欲を言えばそれが一定のまばらさと、一定の狭さを持ってるとコミュニケーションの機会がうまく配分されそう。
こうしたこと頭に入れた上で、喫煙者と非喫煙者との接点をどう取るかということを考えてみてもいいんじゃないだろうか。建築家がそこまで介入するなよと言う無かれ。これはJTのやっているSMOKING STYLEコンペのテーマになっています。ちなみにこのコンペの審査員の某方と少しだけお話できたのも喫煙所でだということを思い出しました。来年は挑戦してみようかな。