ロココ

今日は構造概論のテストあり。出来普通。で建築史はロココ。材料・コミュニケーションは9坪と東孝光「塔の家」ビデオ。
バロックのヴァリエーションとしてうちの教科書での扱いはなぜかあっさりめなロココですが、建築史上の特異点として注目すべきとのこと。というわけで一時間割かれたようです。ちなみにロココの特異さとはそれまでの「ギリシャ/ローマへの回帰」を断ち切るような流れ、幽閉された貴族による空間構成(外に出たいんだぜ精神)、その結果としての内部の外部化(空をモチーフにした天井装飾とか)、などなどが挙げられます。でも「金持ち道楽しやがって」と庶民には嫌われたらしい(殺されかねなかったから幽閉)。とはいえ結局庶民もロココで教会建てたりするんですが。

そしてフランス起源のロココもヨーロッパ諸国に飛び火します。上の画像はスペイン勢力圏だったメキシコの「Ignasi de Santo Domingo」というところ。場所は忘れました。スペインロココはイタリアバロックの影響が大きいようですが、メキシコも然り。構造部分が見えないくらいの装飾が圧倒的です。さながらできるとこは全部ラインストーン的なデコ電スピリットを感じたりして、なんかちょっとファンシーだ。