黒よりも黒い黒

ブラックネタついでに。
Wired Vision:光を99.9%吸収する「極めて暗黒な素材」

真ん中がそれ。例えばペンキで黒く塗られた壁の反射率は5〜10%あるのに対して、この素材の反射率は0.045%ときわめて低い。従来の最も暗い物質(ニッケルとリンの合金)よりも3倍暗く、一般的に「黒」と認識される色よりも30倍暗いらしい。
建材としての使用が予定されているのか分からないけど、写真を現像するための暗室だとか、割と専門的な環境作りをサポートしそう。あとは映画館とか?個人的にはこの素材で覆われた「真っ黒な」部屋での光のあり方を見たい。仮に光源さえこの素材で覆ってしまえたら「光そのもの」がみえるのだろうか。レトリックじゃなく「写真にはうつせない空間」を一度見てみたい。
なんだか上の画像を見ているとこの物質が立体なのか面なのかすらよくわからなくなります。金沢21美「カプーアの間」のようだ。