熊本では

くまもとアートポリスの熊本で、一番気になった物件がこれだった。

SECOND SITE セカンドサイト
サイトを見てみると「飲食複合ビル」とのことだけど、ごはん屋さん、花屋さん、カラオケなんかが入った商業施設。


ファサードとなるこの面は自動で左右に開くらしい。メカっぽい。と思ったら、イメージは「要塞」だそうだ。その名の通り、閉じられていると見ての通り開口部がこの面にほとんどないので、内部はひたすら暗い。事実昼に行くと入り口から差し込んでくる光しか入っていなかったと思う。ただうっかり準備中に入った僕にとってはこの暗さが結構心地よかったりしたのであった。

ここがエントランス

上のような採光上の問題でエントランスから奥を見た写真が取りづらい。言葉で説明すると、エントランスを入ると大階段のある大きな吹き抜け空間になっている、となるのだけど、より多くの面積が求められる商業施設でこの潔さがまた気持ちいいし、別にそんな裏事情なんかに思いを馳せなくとも単純に空間に抜けができて気持ちがいい。そしてこの吹き抜けには階段という動線しかないことで、熊本栄通りという一つの町の中で、要塞化したようなもうひとつの町(みたいなもの)が出来ているようにも思えてくる。