群馬

原美術館の雪辱を晴らすため群馬の原美術館へ。
こういうとき青春18切符はとても便利。宿泊していた蒲田から約3時間、最寄り駅の「渋川」へ。駅を出てすぐのバス停3番乗り場から「伊香保温泉行」のバスに乗って15分(470円)、「伊香保グリーン牧場」で下車。「ハラミュージアムアーク」は牧場の中にある。いきおいチケットを買う(おとな1200円)と牧場も見学できる。
コンクリートの躯体に焼いた(?)木板がはられ、芝面の緑との相性がいい。屋根も石のスレート。ただトップライトの造作から推測するとどうも屋根部分は木造らしく、もしかしたら混構造になっているかもしれない。
配置された4つの展示室(うちひとつが例の「觀海庵(かんかいあん)」)の「隙間」がきっちりと壁で囲われていないため、中とも外ともつかないグレーな領域になっていて面白い。牧場のチケットさえ購入すれば美術館もついでに見える「牧場内美術館」というシステムをうまく使った開放的な美術館になっている。が、そもそもなんでここに美術館があるのかというのはやはり疑問として残る。