中工場
正式名称は「広島市環境局中工場」というゴミ処理施設。設計は谷口吉生氏。
市内で24系統のバスをつかまえ、「南吉島」で下車。コンビニが近くにあります。
コンビニを右手にズンズン歩いていくと見えてくるのがそれ。
内部写真はこちらのサイトさんがほとんど網羅されているので、ちょっと違う目線から追ってみました。
見えませんが、「↑広島市環境局中工場」「←広島市環境局中環境事業所」と書いてある。
階段をあがると「エコリアム」へ。車でゴミを持っていくときは下へ。
前面ガラスになった「エコリアム」以外に窓らしきものがファサードに見当たらない。
エントランスから後ろを振り返って一枚。軸線がかなり強くみえる。
軸線は「エコリアム」を抜けて逆サイドのほうまで続くように見える。
ちなみに「エコリアム」は「Ecology」と「Atrium」で「Ecorium」らしい。
「エコリアム」を抜けた先はテラス状になっている。
たたずみやすい。としか言いようがない。
実はキャンティ。
-
-
- -
-
ちなみにこの日に行きました。
通りから伸びる軸線上にエコリアムがあり、それを照らすためのガラス面が通りから正対したときにまず目に飛び込んでくる。こうした開放的な空間のクールさはもちろんのこと、ガラス面を通して内部に見えるゴミ処理設備のかたちが相乗効果を生んでいる。なんというか、問答無用にかっこいいのだ。また冷静に外から眺めなおしてみると、広大な面としての変な迫力に圧倒されて初めてファサードに窓らしきものがないことに気づく。スリットらしきものはある。エコリアムのクールさは言わずもがなだけど、それによって垣間見せられる「中身」の側を意識すると、あたかもこの建物が工場を包み込んでいるデカイ箱のように思えてくるのであった。ヴォリューミーで圧倒的なんだけど、重くなさそうな感じ。