コンペ二つ

300人のための集合住宅、につづいて今回のテーマは「30年後の集合住宅」。締め切りは11月7日。
川沿いにある3000平方メートルの敷地に自らの考える時間軸をどう反映させることができるのかが肝。30年後の日本、とひとくちにいってもヴァリエーションはいろいろだろうし、そのなかで選び取ったひとつをどう建築的に表現するのかが問われているのだと思う。

ラファエル・モネオによるジョン・ヘイダックへのオマージュ課題「Four Square House Design Problem」。締め切りは11月28日。
9メートル四方のマスが縦4横4計16個並ぶ、36×36メートルの敷地に4つの住宅をデザインせよ、という課題。各住居には庭とガレージがあること。そしてそれぞれが162平方メートルを超えないこと。つまり9メートル四方のマス目を使って「自然と技術」を組み合わせることがテーマとなるらしい。

こうした設定が要求するのは,方位,隣接性,プライバシー,施工,空間の構造など,昨今論じられることの少ない類型論(タイポロジー)の概念に纏わる一連の指標への考察である.

グリッドと4つの住居とがどう関係するのかがポイントになりそう。