インタビュー続編

インタビュー続編です

南後先生の肩書きは社会学者ですが建築学徒なら知らない人はいないでしょう。今回のインタビューでもご自身の出自からなぜ建築に興味を持ち今なぜ有名性/無名性について考えているのかお話してくださっております。

建築史では、建築家と作品がセットで単線的に捉えられ、そこから様式や時代背景が語られがちですが、僕の場合は、そのセットの周りにあるコンペとかマスメディア、クライアントというもののネットワークを重層的に捉えることによって、建築史を斜めに読み替えていこうとしています。

今までの建築史が図と地の「図」のほうに焦点を当ててきた一方で、これら「有名」建築の周りには地として見えなくなっている部分が地続きに存在してきたわけです。社会的背景、敷地、クライアント、メディアといったそもそも建築にとって欠かせない条件やそこに起こるダイナミズムが組み込まれた、また別の建築(史?)に期待大です!その前にインタビュー後半に乞うご期待!