とものうら続報

以前複数のエントリを上げて紹介した鞆の浦の続報。ちなみにまだ橋は架かっておりません。

ちなみに構図としては

    • 推進派:橋かけよう
    • 反対派:景観残そう

広島県国土交通省認可申請を出したのが2008年の6月23日。本来ならば約2ヶ月で結果が出るような審査が半年もの間ペンディングされていることになります。紙面によると「中断の一因は、公有水面埋め立て法で必要としている排水権を持つ人の同意を得ていないこと。」らしい。よくもまあこの状態で認可申請したな。12月25日には藤田雄山広島県知事が金子一義国交相にお願い参りにも行ってるとのこと。なお、県から国への認可申請を取り下げてもらうための反対派による訴訟も昨年12月18日で10回を数えるまでになったそうです。

ちなみに次の会が2009年2月12日。ここで結審がでます。が、地裁への上告も見越した長期的なヴィジョンをもって眺めたいところ。官僚的な制度設計の不毛さに関して思うところは多いものの、それがある立場にとっての追風にもなりうるという興味深い事例かもしれないなと思います。その不明瞭なシステムの中で個人的な本音なんかがポロッと出たりするのも趣深い。
冒頭のリンクからの引用

反対派住民が認可しないよう国に求めた十月には、金子一義国交相は記者会見で「一般論から言えば、風光明媚めいびな所は避けた方が良い」と発言。