すぐそこにあるレンガ

祇園、香鳥屋。これでカトリーヌと読むらしい。お洒落だ。

アーケード(?)のある商店街は彼岸と此岸とで二度楽しめるからいいですね
アーケード(正確ではないかもしれないけど、そう言います)の下からは見えづらいが、レンガだ。長手積みだ。香鳥屋はここ祇園に創業して120年。ウェブサイトの「History」に掲載されている当時の情報を見てみると、これはレンガ造ではなく鉄筋コンクリート造で、その傍に添えられた写真を見てみると、単体なのだ。つまり1926年の完成から今日に至るまでのどこぞやでアーケードなるものが取り付けられ、そのレベルの上と下とで、このビルはまったく別の見え方をとることになったのだろう。分岐点、というか線。しかもそれは時間軸の上にもあり、物理的な建物の上にもある。分岐線としてのアーケードライン。