舞鶴赤れんが、その内側
この前の続き。うちがわです(なぜか主に「まいづる知恵蔵」の)。
まいづる知恵蔵のエントランスを振り返り、仰ぎ見たところですね
れんがのアーチにあわせて鉄骨の補強が。
トイレになっております
コンクリの補強。れんがとコンクリは見え方の点では割と相性いいと思う。いいと思うし実際誠実な改修方法なのだと思う。でもここでコンクリートを「見せる」のはうまいやり方とは思えなかったな。多分ちょっとがっかりしたんだろう。
SLがうちがわに
もともと滑車かなにかを内に引き入れるため倉庫にはレールが敷かれていたらしい。おそらくこれはそれが残ったもの(というかそれを残したとか再現したもの)だと考えて間違いないだろう。鉄骨の補強は後からのものだろうなきっと。
なお、まいづる知恵蔵には以下の展示がある。
- 縄文丸木舟展示
- 赤れんが倉庫復元展示(上のSLはここにある)
- 企画展示
以上が1階、以下が2階。
- 宝もの大学エリア
- 歴史文化交流エリア
- 糸井文庫浮世絵展示エリア
- 図書館的なもの
2階は展示というよりほぼ貸しスペース。
SLのうちがわ
で、SLに乗ってみると、フロントガラスから見える壁面にプロジェクションがされていてなにかの作業の様子が映し出されている。入れ子っぽくて面白い。
窓、さっしの色がいいですね
横の紐はなんだろうか。窓の上げ下げを司る紐かなとも思うが、引けない。というか端部が外に出てきてないので引きようがない。
2階にあがりましたよ
ライトボックス。なかには空調のダクトが入っている。全体的に暗い分、採光方法は照らすか否かのところから重要になってくるだろう。ところでダクトの目隠しにもなり程よく幻想的なライトボックスを持ってきたのはグッドな解き方だなーと思った。ただしエレベーターと間違えやすいような気はいまだにしている。間違えたのだった。
まだ2階です
2階の階段部分。落ちないようにガラスがおそらくDPGでとめてある。ドットポイントグレージング。要するにポイントでとめてるよ、ということだ。そのまま。というか正直あまりよく分かっていない。DGPなのかも分かってない。
2階の小屋組み
梁は多分新しく入れられたものっぽい。
2階床。アーチのかたちがある。だがここに窓はない。
会議中でした。1人のひとがずっと発言していたのが気になるな
奥はマンガの図書館的な空間。京都精華大との共同事業とのこと。
小屋張り
以上まいづる知恵蔵。
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以下は一枚だけあった赤れんが博物館のうちがわ。
赤れんが博物館内部で再現されていたれんが窯の様子。ヴォールトがうねっとしてるあたりが艶かしいですね
ちなみに赤れんが博物館では以下のような展示がある。
もっと自己紹介的でもそれはそれで面白かったかも。これが残されているということ自体が博物館的でもあるわけだし。そういう意味でちょっとキレイにされすぎちゃったり、いきなりコンクリが出てきちゃったりしたときに少しだけがっかりしたのかも知れないな。ただここは耐震改修の問題とも切り離せないのでよけいと難しい。