京都府立医科大学旧付属図書館

六月三十日、
レジデンスへのゲスト到着を前に最終調整。五人。二十三時半到着予定のため諸々を早めに終わらせ、二十一時半より歓迎用のビールと自分たちの食事を買いにスーパーへ。二十二時より夕食。五人。冷しゃぶと冷麦。おいしい料理とダイニングとがあれば、どんな形であれ家族はできる。問題はその家族に用があるかないかだ。食後六人。ババ抜きから大富豪への境目にゲスト到着。七人。ゲストは四人。あと一人七月三日到着予定。

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いま改装中。京都府立医科大学旧付属図書館。現生協。でもいまは改修中。仮囲いがまわされている。

1929年竣工。京都市営繕課の設計。中央が煉瓦、左右が石で覆われたRC造の建物。

入り口の尖塔アーチが特徴的だけれど、よくよく見てみると尖塔アーチ型というか船のへさき形のモチーフが要所要所に用いられている。窓も。天井と壁面との取り合わせにつけられた装飾のがらも。ちなみに写真のがそれ。あとは外壁のてっぺんにある装飾部分もじーっと見てみるとへさき形。へさき形、あるいはボラギ、いや、これは止めておこう。でもすごく似ている。垂直に伸びた連続窓とかは特にそうだ。

連続窓という言い方は多分正確ではないな。でも窓下部分を少しだけ窪ませラインを入れることで垂直につながったひとつの窓という感じがする。方向性も出てくる。座薬っぽいと思ったのはもしかするとその垂直的な運動性らしきものから来てるのかもしれない。座薬のCMはいつも垂直運動とともにあるからだ。不本意だろうな。誰にとってというわけでもなく。いや、それならばロケットの見立てでもいいではないか、と今ふと思う。まさか座薬と一緒にされるとは思わなかったろうな。誰がというわけではなく。