cafe j net NEWNEW&healin' feelin'四条河原町店

二月五日、
大阪のネットカフェcafe j net NEWNEW。心斎橋は元キリンプラザの対面にあるビルの二階に入っているネットカフェ。うまい場所に陣取ると、塞がれずに残った窓から向こうの元キリンプラザビルを眺めることができ、それと同時にえびす橋界隈の人通りを一望の元にできる。いい景色。展開するのは株式会社デルガマダスDellgamadasという企業で、他にもゲーム企画、モバイル事業を行っている。「事業拡大に伴い、健康食品の販売事業を目的とした合同会社ディーエルジーを設立いたし」たそうだ。ネットカフェに健康食品。デルガマダス。企業理念に地域密着を謳っているのが興味深い。ネットカフェのあり方に示唆的な指摘をなしているよう。
へたなカフェよりもいい景色が楽しめるこの店舗の特徴はVIPルームと呼ばれる広い室があるところ。幅1500×奥行き3000程度の面積にソファが置かれている室がひとつと、フラットシートが置かれている室がひとつ。いわゆる空間の隅部にあたる微妙なエリアの使い方はそれぞれのネットカフェでそれぞれなりのKUFUをしているだろうが、ここはあえて異に面積を大きくするという解をとっている。これが正解かどうかは正直微妙だが、窓も複数あけられているため見晴らしは抜群にいい。下手なカフェよりもおそらくずっといい。リクライニングシートは1150×1700、フラットシート左に同じ、ペアシートは1700×1800、パーティションの高さは1500で、その上に200程度曇りガラスのようなプラ壁が立っている。喧嘩商売最新巻をよむ。

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二月十二日、
healin' feelin'四条河原町店。これまでにもいくつかのhealin' feelin'に訪れたが、同店舗が株式会社モアグッドタイムという企業によって運営されていることを知らずにいた。母体は飯田グループという酒類食品総合流通を行うところ。創業1923年。多くある関連事業のひとつとして、当該の事業はコンビニカフェ事業と名前がつけられている。ヒーリンフィーリンの特徴は以前も紹介した通りコンビニとスクラムを組んでいる、というところにあったりもする。飯田グループには下位企業として株式会社サンクス京阪奈というものがあるが、この前のヒリフィリはローソンとタッグを組んでいたのだった。
ここで面白いのは一階オープン席群が本棚によって囲い込まれているところ。1400〜1500程度の視線が隠れるか隠れないかくらいのパーティションによって周囲から隔てられ、出入り口もひとつしかないのでさながら牧場のような状態になっている。気配はあるけど出入りは制限されている。やんわりと、でもしっかりと分離されている。