QueryCruise3


「地域」とはどういうものとして見えてくるのか、そしてそこにどんな主体がどのような関わり方をしているのか、ということについてお話を聞く「QueryCruise3 タウンとアーキテクト」に、新しいインタビューが加わりました。


第一回目と第二回目の紹介はこちら



vol.3:まち飯インタビュー「「処方箋」から「寄り添い」へ―まちづくりアドバイザーという役割」


第三回目は、京都市の嘱託職員として「まちづくりアドバイザー」という役割を引き受け、それぞれにいち地域と対話を続けている方々や、その他コンサルや研究者といった立場にいる方々からなる団体「まち飯」さんにお話を聞きました。地域が抱える問題の一端として行政の動きの悪さが指摘されることも多いですが、こうした独自の取り組みが一方で行われていることも事実。ただそれだけで何かが解決しているわけではありません。行政は地域に対して何ができるのか、あるいは行政は地域にとってどのような役に立ちうるのか、そこで何が問題となるのか。地域との具体的な対話から見えてくる状況についてお話をしています。



vol.4:高浜利也インタビュー「地域にとってどのような「余所者」であるか」


一方で、第四回目は、制作の中で様々な地域へと関わられているアーティスト、高浜利也さんにお話を聞きました。第一回目の片木さんへのインタビューの中でもアートという言葉やその言葉の下でどのようなことを行うかがひとつの話題になりましたが、今回は彫刻家という肩書きを背負いアートという分野の中にいる方へお話をうかがっています。彫刻家として、教育者として、はたまた職人として、自身の生き方が分断されることなく自身の活動として浮かび上がっている高浜さんにとって、そうした多面的な顔と地域への関わり方にはどのような関係があるのか、ここでは「余所者」というあり方をひとつの補助線としてお話をしています。

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なお、現在夏休み特別付録と、京都府立大学で都市計画を教える宗田好史先生へのインタビューを編集しているところです。