MKK&VOLUME


パリに行ったり東北に行ったり東京に行ったり浜松に行ったりしておりました。


もろもろのウェブサイトもコツコツと更新を続けております。ネットカフェレポートも115件目となりました。パリのネットカフェをはさんでレイテストは浜松の「フリースペース」さん。元映画館か演芸場かまた別の何かかという良物件。ありがたいことに今度レポートを紹介させてもらう機会を頂きました。これは12月。ということで現在それも制作中。



これにあわせてつくっているネットカフェマッピングも着々とマーカーが増えました。つくってる本人さえ便利だとはまったく思いませんが、眺めてみると面白いものです。


話が変わります。前回(が随分前だけど)挙げた「トランスナショナル・スペース」(Volume誌3号収録)の全訳をこちらにアップしていた。追加分の箇所にもある通り、「ビルバオ効果」として一時期もてはやされたアイコン建築を通じた場の再評価を目指そうとする都市戦略はもう古い、ということがここでは言われている。日本では古いもなにも、そもそも「アイコン建築」なんて呼称自体が定着しなかったけど。都市を目指していろいろな金やら人やらイメージやらが雪崩れ込んでくる、そのダイナミックさがどんどん複雑になっている現在、「ローカリティ」とか「その場所ならでは」っていうのはどういうことを意味しているのか? ということをこの論は投げかけている。都市vs郊外、中央vs地方、みたいな(何の役に立つのかだんだんよく分からなくなっている)今あるものさしをちょっと考えなおしてみるときに大切な考え方かもしれない、と思っている。


ちなみに、こっち(↓)のウェブサイトではパリの話や、東京でC-LABの展示をしたときの話、浜松でワークショップに参加させてもらったときの話などしております。Volumeも読み続けてます。