今日は照度実験をした。学校の教室ではどのような照度分布が生じているのかを計測するというシンプルなもの。30人収容、前中後にそれぞれ2本1セットの蛍光灯が3セットで計9セット18本(たしか)、カーテンは閉める(とはいえ今日は曇天だったのであけといてもたいして変化はないと思う)という状況下で実験した。結果をみると照度分布は真ん中対周縁という単純なものではなく、結構まだらに存在することがわかる。

こうした照度分布は室内空間に一定の秩序をもたらすわけだが、これを排除するように蛍光灯配置をなしているのがコンビニである。・・・と単純に考えていたのだが、世の中にはそれをちゃんと実験してしまう人がいて、その結果を参考にさせてもらうとそう単純にもいえないようだ。同記事の表を見てみるとam/pmなんかは「入り口」や「店の奥」と店の「真ん中」との差が際立っていて照度分布が存在しているように思われる。

プラン上では無柱の大空間を実現して「均質空間」を達成しているかに見えても、光の取り方如何(直接照明、間接照明といった採光法も見逃せない)で空間にヒエラルキーが生じることもあるのである。